※今年行ったみたいに書いていますが、旅をしたのは2012年8月です。
趣味としての自転車購入を読んで、クロスバイクを買ってテンションが上がっている!これは遠出するしかない!
福島の祖父母の家に行くのもいいけれど、それだと2泊くらいで終わってしまうなぁ。。。
、、、
、、、
せや!夏や!北海道や!
決めた!北海道にチャリで行こう!
↑行く前にとったスクリーンショット
と、いうわけでこの勢いのまま東京から北海道まで行ってきましたのでその旅レポを致します。
ちなみに帰りも自転車でしたので、往復で約1900キロの旅となりました。
準備から大変なポイント、失敗、ルートの詳細まで詳しく書いていますので、自転車の旅ってこんな感じでもいけるんだーという1つの参考記事にしてもらえればと思います。
目次
準備編
自転車編
上記でも書いたのですが、趣味としての自転車購入を読んでクロスバイクを買いました(つーか自転車に関してはリンク先を読んだほうがいいのですが、スマートフォンからだと文字化けしてしまうのでPCから見てくださいm(_ _)m)。
買ったのはジャイアントのエスケイプR3というモデルです。
本格的に自転車をスポーツとして捉えるならクロスバイクよりもロードバイクの方がおすすめですが、街乗りとしても使いたいならクロスバイクの方が気軽にどこでもいけるのでおすすめです。
ママチャリとは比較にならないくらい速いので、感動を覚える方も多いはず。
荷物編
夏だしなるべく少ない荷物で行きたいなと思っていました。
下記のバッグに入るもののみで行くと決定。
↑とりつけるとこんな感じになります。
ちなみにバッグの中には
- パンツ(1枚)
- タンクトップ(1枚)
- 財布
- コンタクト用品
- 歯ブラシセット
- 日焼け止め
しかはいっていませんw
自転車旅行に必須の「パンク修理キット」と「空気入れ」 だけはいれておけばよかったです。
道中2回パンクしたのですが、たまたま近くに自転車屋さんがあったから良かったものの、なかったらと思うと恐ろしい。。。
衣服編
↑こんな格好で行きましたw
自転車旅行中の服は
- オークリーのサングラス
- ユニクロのタンクトップ
- ユニクロのハーフパンツ
- プーマのサンダル
- (途中で栃木の友人にもらったポロシャツ)
という非常にシンプルな格好で行きました。
かなり長距離を自転車で走るので、レーシングパンツ(おしりが痛くなりにくい自転車用のパンツ)は絶対にあったほうがよかったです。
なんとかレーシングパンツなしで1900キロ走破しましたが、あったらもっと楽だったはず。。。
Wellcls レーサーパンツ(ゲルパッド付き) ハーフ ひざ上丈 自転車 サイクリング (黒×赤, M(74-80cm))
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宿編
宿は基本的に
- 友達の家
- まんが喫茶
- ホテル・旅館
- ドミトリー
のいずれかを考えていました。
道中で、北海道への船で宿泊できることを知って船中泊もしました。
応援者編
実はこれが非常に大事。
自転車旅行中は非常に孤独なので挫けそうになるのですが、FacebookなどのSNSで旅の報告や最初の計画などを投稿すると
- 次の投稿を楽しみにしてる!
- 面白い!
- 超すごい!
- 好き!愛してる!
といったコメントやいいねをもらえると次の日への活力になりますし、ご飯をごちそうしてくれたり、道中家においでよと言ってくれたり、美味しいお店を教えてくれたりして非常に楽になります。
ツイッターでもブログでもいいですが、最初に「自転車旅行するよー」と宣言しておくと意外に楽しみにチェックしてくれる人がたくさんいるのです。
↑こんな風に宣言しておくとGood これで札幌の友達が家に泊まりにおいでよといってくれたりした。
Facebookは後から見返す時に非常に不便。
自転車旅ブログを作って、Facebookやツイッターで更新した時に知らせればよかった。
体重編
これは必須ではないのですが、長距離走るなら体重を図っておくとビフォーアフターの楽しみが増えて良いかもしれません。
↑出発前日にとった写真w
ルートラボについて
これはちょっと準備とはずれるのですが、その日にどういうルートで走破したかをルートラボというツールで解説しています。
地図の画像の下のリンクをクリックすると、ルートの詳細と高低差が見れます。
自転車旅行を計画される時には非常に便利なサービスです。
往路編
1日目 東京~栃木県さくら市のぽっちゃり系の友人宅 約130キロ
↑1日目 東京~栃木県さくら市のぽっちゃり系の友人宅 約120キロ – ルートラボ – LatLongLab
出発前日にコンタクトレンズ(私はハード)をなくすというトラブルに見舞われて、午前中は眼科に行き、出発はお昼からになりました。
120キロなので、信号なども加味すると約6時間程度で着くかなぁといったところ。
しかしおきまりの、
パンクを初日からするというアクシデンツ(-_-;)
Google先生に近くにある自転車屋(5キロほど自転車押して歩いた)を教えてもらい、パンク修理をしてもらったものの2時間のロス。。。
予定より2時間遅れの20時頃に目的地に着いたのですが、残業のためちょうど同じ時刻にぽっちゃり系の友人も帰ってくるという非常にタイミングが良いことになりました。
こうなるとパンクさえも運が良かったと思ってしまいます。
ちなみにぽっちゃり系の友人は栃木の超優良企業に勤めており、豪華なマンションに住んでいてうらやましく思いましたw
↑写真はイメージですw
1日目に気づいた自転車の旅で辛いこと
自転車の旅の辛いところは上り坂だという話を旅ブログなどで見ていたのですが、上り坂以上に辛いのはこの青い看板です。
なぜかというと結構頑張って自転車をこいだのに、「まだ5キロしか進んでないの!!??」という精神的なボディーブローを打ってきます。
この青い看板が意外にくせものでした。
とはいえ見ないようにしようとしても必ず見えてしまうものなので対策のとりようもありません。
2日目 栃木県さくら市~仙台駅まんが喫茶 約230キロ
↑2日目 栃木県さくら市~仙台駅まんが喫茶 約230キロ – ルートラボ – LatLongLab
前半のヤマ場となりました。
朝の8時に出発して、仙台についたのは23時!
さすがに230キロはやりすぎましたw
道中では那須塩原の綺麗な高原や、
親切に距離を押しえてくれる標識など、
ありましたが、もう少しで仙台につくというところで道を外れてしまい、
真っ暗闇の田んぼの中を走ったりして、非常に怖い思いをしました。。。
近道だからといって大通りを外れることは絶対しないと心に誓いました。
仙台では夜遅かったので、駅前のまんが喫茶で一晩過ごしました。寝るだけですからね。
↑仙台駅にやっと着いた時に適当にとった一枚w
膝が痛くなってきたらアイシング
1日230キロ走ると、体にガタが来ます。
私は膝が痛くなったのですが、まんが喫茶に常備している氷で膝をアイシングすると次の日にだいぶ痛みが引きました。
自転車旅行で膝の痛みを感じたら試してみてください。
3日目 仙台駅~盛岡のホテル 約180キロ
↑3日目 仙台駅~盛岡のホテル 約180キロ – ルートラボ – LatLongLab
3日目にもなると自転車の旅もだいぶ慣れてくるのですが、調子に乗っていると
またパンク(´;ω;`)
今回はすぐそばに自転車屋さんがあってすぐ解決したのが救いでした。
その後綺麗な川や、
恒例になってきた標識、
などあったのですが、パンク以上に辛かったのは、
というなんともなドジによるロスでしたw
コンビニのベンチに座っておにぎり食べてたら、ベンチにおきっぱなしにしてしまったんですよねw
夕食は盛岡で有名な盛楼閣で、焼き肉+盛岡冷麺!
盛岡冷麺だけが食べたかったのですが、盛岡冷麺屋というものはなく、焼肉屋の目玉商品が盛岡冷麺みたいになっているのをはじめて知りました。
まぁ東京で冷麺屋がないのと同じですね。
2000円程度で夕食をすまそうと思ったのに、焼肉スイッチが入ってしまって9000円位使ってしまいましたw
夜の自転車は非常に怖いので、テールライトも買った方がいい
前のヘッドライトは法律上必須ですが、後ろのライトは必須ではありません。
しかし、夜の自転車を大通りでこいでいると自転車すれすれを車が猛スピードで通ったりするので非常に危険です。
ただでさえ自転車は目立ちにくいので、後ろから来る車に気づいてもらえるようにテールライトも必ずつけましょう。
テールライトをつけると車が自転車に気づいてくれて、十分な余裕を持って抜いてくれます。
私は3日目に買ってつけたのですが、最初からつけておけばよかったです。
キャットアイ(CAT EYE) 自動点滅テールライト ブラック(バックステー取付タイプ) TL-AU165-BS-GR
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4日目 盛岡~八戸港(苫小牧までの船で船中泊) 約120キロ
↑4日目 盛岡~八戸港(苫小牧までの船で船中泊) 約120キロ – ルートラボ – LatLongLab
出発してまもなく、
自転車の旅仲間ができるという結果に!
朝の時点では青森の方を目指そうと思っていたのですが、旅仲間に八戸から苫小牧にいくフェリーがあるということを教えてもらい、一緒に八戸から苫小牧から北海道に入ることにしました。
フェリーに自転車なんて詰めるのかなーなんて思っていたのですが、
こんな感じで自転車用のチケットが売っているんですね。
あとは自転車を積んで、
こんな風にくくりつけてもらいます(船員の方がやってくれる)。
あとは22時に船が出港して、苫小牧に着くのは朝の6時。
一眠りしたら北海道入りです。
北海道編
5日目 苫小牧~札幌の友人宅 約70キロ
↑5日目 苫小牧~札幌の友人宅 約70キロ – ルートラボ – LatLongLab
到着よりも早めに目が覚めてしまい、Google Mapを確認すると海の上。
GPSってどこでも感知するんだと実感しました。
苫小牧港について、
刺身定食をいただいた後、札幌へGO!
たった70キロの道のりなので、午前中についてしまいます。
盛岡から一緒に旅をしてきた旅仲間とは、札幌ではがっかり名所の時計台にて記念写真をとった後にお別れ。
その後、北海道を一周するとのことでした。
↑札幌時計台。思っていたより立派でがっかりしなかった。旅仲間とはここでお別れ。
その後、夜まで時間が余ってしまったため、北大の大学院に進学している若き秀才を召喚し、ビアガーデンへ!
↑北大の大学院に進んだ若き秀才
若き秀才と一通り盛り上がった後、用事があるとのことでビアガーデンでお別れしました。
その後、北海道と東京を月2回往復する実業家と合流。
ビールを飲んだら自転車には乗れないので、実業家にハイエースで迎えに来てもらい、自転車ごと積んでもらうという無遠慮なことをしてもらい、美味しいジンギスカン店の北とうがらしへ!
↑実業家の娘さんとのツーショット。かわいい。
そのまま家にまで招待してもらい、近くの飲み屋で飲み直し、泊まらせてもらうという至れり尽くせりの贅沢をさせていただきました。
6日目 札幌~室蘭のお寺 約130キロ
↑6日目 札幌~室蘭のお寺 約130キロ – ルートラボ – LatLongLab
6日目は、実業家に誘ってもらったBBQに参加した後、
↑実業家とのツーショット
寺の跡継ぎの友人がいる室蘭のお寺へ。
こんな広い部屋を用意してもらいました!
7日目 大雨のためステイ
7日目は異常な大雨になってしまったため、お寺にもう一泊させてもらうことに。
ずっと寺の跡継ぎのかわいい娘さんと息子さんと遊んでいました。
↑2歳10ヶ月のアッチョンブリケ。超かわいい。
8日目 室蘭~函館港(青森港までの船で船中泊)約190キロ
↑8日目 室蘭~函館港(青森港までの船で船中泊)約190キロ – ルートラボ – LatLongLab
寺の跡継ぎとお別れし、函館港へ!
室蘭から函館までの道は非常に平坦で、しかも海岸線が綺麗。今回の自転車旅行で1番良いコースでした。
↑道中の一枚。最高のコース。
夜に函館に到着したら、世界3大夜景の1つである函館山からの夜景を見てきました。
↑函館山からの夜景。どこの誰が決めたか不明だけど世界3大夜景なんだとか。
その後、函太郎という函館で非常に有名な回転寿司にて夕食。
北海道の回転寿司はうまい、やすい、でかいの三拍子がそろっています。
たらふくお寿司を食べた後、ネットカフェに移動して時間を潰し、午前2時出発の青森行のフェリーに乗りました。
復路編
9日目 青森港~秋田県潟上市の祖父母の家 約170キロ
↑9日目 青森港~秋田県潟上市の祖父母の家 約170キロ – ルートラボ – LatLongLab
朝の6時位に青森港についた後、秋田の父方の祖父母に家へ。
道中、「線路は続くよどこまでも」的な線路があったりしました。
↑踏切からの一枚
10日目 秋田県潟上市~山形県鶴岡市のまんが喫茶 約150キロ
↑10日目 秋田県潟上市~山形県鶴岡市のまんが喫茶 約150キロ – ルートラボ – LatLongLab
↑この旅お気に入りの一枚
秋田から新潟に向かっていたのですが、途中で大雨が降ってしまい、山形県鶴岡市のまんが喫茶に避難。
そのまま一晩、過ごしました。
↑この龍の巣みたいな雲が大雨を引き起こしたのかも、、、
11日目 山形県鶴岡市~新潟県三条市 約190キロ
↑11日目 山形県鶴岡市~新潟県三条市 約190キロ – ルートラボ – LatLongLab
朝には雨があがって、元気よく出発。
夕方には新潟県三条市につきました。
三条市ではFacebookに毎日アップしていた自転車旅の投稿を見てくださって連絡をくれた大学体育会OBの方に焼き肉をごちそうになってしまうという結果に!
たらふく食べてしまいましたw
↑焼き肉屋で撮ったOBさんとのツーショット。
12日目 新潟県三条市~長野県奥志賀のホテル 約140キロ(1600mの登り)
↑12日目 新潟県三条市~長野県奥志賀のホテル 約140キロ(1600mの登り) – ルートラボ – LatLongLab
今日は後半の山場。
距離はあまりないのですが山登り(´Д` )
↑後半はこんな感じの山道が40キロ続いた、、、
最初の90キロは非常にスムーズにいったのですが、残り40キロの山登りで死にました(´Д` )
途中でお腹が減って喉が乾いて動けない(力が入らない)状態になってしまい、たまたま車で通りがかった軽トラのおじいさんにお水とかっぱえびせんをもらいなんとかホテルがあるところまでつきました。
いやーエネルギーがなくなるとはこのことかと、、、おじいさんが通りががからなかったらどうなっていたことやら、、、
↑こんなに登りました。二度とやりたくない。
その後なんとか奥志賀高原のペンションにたどり着き、九死に一生を得ました。
私以外は優雅に避暑を楽しんでいるような方々ばかりのペンションで、完全に場違い感マックスだったけれど、旅の恥はかき捨てだということにします。
↑おしゃれなペンション
最終日 長野県奥志賀~東京 約220キロ
↑最終日 長野県奥志賀~東京 約220キロ – ルートラボ – LatLongLab
ペンションをでて、もう少し登りました。
↑奥志賀のスキー場。夏も夏で綺麗。
途中で横手山という山の山頂に登れるリフトを見つけてしまい、自転車旅行の趣旨を逸脱してリフトに乗ってきました。
↑横手山山頂へのリフト
↑山頂からの雄大な景色。雲の上の世界は伊達じゃない。
その後、もう少し自転車で登って、国道最高地点に!
↑昨日から2172mも登ってきたなんて、、、感動よりも辛さが勝る。ライダーのメッカらしく、バイク乗りがたくさんいた。
その後はガンガン下ります。
↑下りは非常に楽。
途中、白根山の火口によったり、
↑白根山の火口。危険らしく、近くにはいけない
草津温泉に寄って、温泉の川に感動し、
↑温かい温泉の川。足湯しても良し。
一人で湯もみをしたり、
↑一人で湯もみをしている寂しい人は私だけでした。。。
鮎の塩焼きを食べて、
最後は温泉へ!
↑西の河原露天風呂に入ったのですが、さすがに温泉内は撮影禁止だったので、近くの温泉の池を写真で代用。
草津温泉を一人で満喫しました。日本最大の温泉街は本当にすごい。
今度は自転車以外の交通手段で来ようと思いますw
その後はガンガン下って東京へ帰ります。
↑下っているとこんなに登ってきたのかと逆に怖くなる。
山を下りきった後、頑張って自転車を漕ぎ、夜の23時過ぎに東京の家に着いたのでした。
↑東京に戻った来た時はちょっと感動した
ちなみに到着直後の体重はこちらw
↑10キロ減ったと思わせつつ、実は最後の方水分をとっていないので、実質減ったのは5キロ程度wネタ作りのために最後頑張ってみましたw
まとめ 行けばなんとかなるし、みんな協力してくれる
自転車の旅ははじめてで、パンクだったり大雨だったりお腹が減って動けなくなったり、様々トラブルはありましたが行けば本当になんとかなります。
そして、様々な人が応援してくれます。
↑旅行最後のFacebook投稿。一番いいねがつきました。
12泊13日の自転車の旅でしたが、
- 友達、親族の家(5泊)
- まんが喫茶(2泊)
- ホテル・旅館(3泊)
- 船中泊(2泊)
といった感じで、ほぼ半分は友人や親族の家に泊まっているんですよね。
食事もたくさんごちそうになりました(泊まった時の朝ごはん、昼ごはんもあわせると全部で11回も!)し、「渡る世間に鬼はなし」ということわざを実感できた旅でもありました。
ちょっと人とは違う旅がしてみたい方、自転車旅行で人の温かさを感じるのも良い旅になると思います。
一生忘れない夏の思い出を作ってみたらいかが?
追伸:2013年1月にやった「2週間1200キロ自転車の旅【東京~鹿児島片道編】」もいつか書こうと思います。
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